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2016年2月10日水曜日

甲良町で住宅を福祉施設にリノベーション(4)

工事監理・工事のあと

滋賀県甲良町にて、空家となっていた民家を用途変更し、小規模多機能型居宅介護の施設に改修するプロジェクトです。

建築確認などの手続き、施工業者の見積チェック、業者選定を行い、着工となります。

改修工事においては、壁や床などを壊してみて初めて分かる建物の問題があるのが普通です。
それらを工事監理者として施工業者と協議を行いながら解決し、工事を進めていきます。


仕上げ材や家具、什器類の提案、選定ももちろん行います。
今回は、既存の木材に塗られていたベンガラの色をそのまま残し、空間のアクセントとしています。




工事監理の他にも必要に応じて、パンフレットに掲載する図版などの作製も行います。

簡易なパースを作製














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2016年2月6日土曜日

甲良町で住宅を福祉施設にリノベーション(3)

基本設計・実施設計

滋賀県甲良町にて、空家となっていた民家を用途変更し、小規模多機能型居宅介護の施設に改修するプロジェクトです。

住宅を小規模多機能型居宅介護施設として利用するためには、建築基準法に定める用途変更の手続きが必要です。

さらにこの物件は現行の建築基準法に適合していない既存不適格建築物であったため、その証明のための現況調査、書類作製、申請を行い用途変更が可能となるようにしました。

その他、内装制限や採光、排煙の規定、消防法、保健所の届出などを満足できるよう、諸官庁、機関と協議を行いながら設計を進めます。


福祉施設に限らず、既存不適格建築物の活用について多くの実績があります。
難しいと言われた物件でも一度ご相談ください。

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2016年2月3日水曜日

甲良町で住宅を福祉施設にリノベーション(2)

基本設計

滋賀県甲良町にて、空家となっていた民家を用途変更し、小規模多機能型居宅介護の施設に改修するプロジェクトです。

物件が決まり、プロジェクトが基本設計の段階へ進みます。

小規模多機能型居宅介護に必要な食堂や居間、宿泊室の数や面積などの要件を満たしながら、安全で使い勝手良く、居心地の良い建物を、既存建物の構造や設備を極力活用しながら計画していきます。

壁のすじかいや基礎仕様の確認など、構造体や設備の詳細な調査、図面化も平行して行います。
基礎鉄筋の調査
すじかいの調査

既存建物を活用することで、場合によっては機能が同等の建物を新築より安く作れるメリットがあります。
しかし、それだけではなく、見慣れた風景のなかで安心して介護を受けられる環境づくりのために既存建物を積極的に活用する、という視点も持ちながら全体のしつらいをまとめていきます。

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2016年2月1日月曜日

甲良町で住宅を福祉施設にリノベーション(1)

土地・建物の選定


滋賀県甲良町にて、空家となっていた民家を用途変更し、小規模多機能型居宅介護の施設に改修するプロジェクトです。

小規模多機能型居宅介護の整備に適した物件を選定するところから事業に参画しています。

物件の選定においては、立地の利便性や住環境の評価はもちろんですが、施設として適切な規模であるかどうかの見極めや、改修工事の必要な範囲の予測なども行います。

そうした作業を行うことで、事業計画に占める建築工事費の割合が適正となるように計画を進めていきます。

床下の状態を調査
小屋裏の調査

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