近年、地域活性化に向けた施策として、各地でまちなみ整備の動きが活発になるなか、古い建物を改修、改築して修景(風景の整備)を図ろうとする事例も増えています。
そんな建築物のリノベーションブームにより、古民家や町家の活用に関心が高まっていますが、修景の観点からはその手法に少々危なっかしいと思わざるを得ない例が少なからず見られます。
危なっかしいと思われる例をあげますと、
- 構造的・機能的考察に乏しいもの
- 古建築を、単にファッショナブルな道具として利用しているもの
- 次代へのまなざしがなく、新しい文化となるべき本質を捉えていないもの など
これらは資産の正しい評価に基づく活用とは言えず、いわば資産の食い潰しでしかありません。
私は修景に関わる際に大切なことは次の二点だと考えます。
一、伝統・風土など地域の特性を生かすということ
ニ、個性を生かすということ
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